少年野球をはじめたばかりの時や硬式野球をはじめた時など、これまでよりも素振りを頑張った時にできやすい手のひらの水ぶくれやマメ。
息子は少年野球をしていた時は、あまり水ぶくれはできなかったのですが、たまに水ぶくれができると、消毒した針で水を抜いて、軟膏を塗り絆創膏を付けテーピングをしていました。
中学に入り、硬式野球チームに入ったばかりの時は手のひらに常時3~5個の水ぶくれや水ぶくれが潰れて皮が剥けた状態に。
それでも素振りをしなくてはいけないので、さすがにかわいそうになり皮膚科で相談してきたのです。
その時皮膚科の先生に聞いてびっくりしたのですが、水ぶくれの水を針を差して抜いたり、皮を剥いたりするのは、昔の間違った治療法なんだそうです。
野球 素振りの水ぶくれ 水を抜くのはNGって本当?
私が子供の頃は、手のひらに水ぶくれができると、水ぶくれを潰して皮をきれいにハサミで切ってなるべく乾かして新しい皮が固くなるのを待つというのが普通でした。
私は子供の頃は鉄棒が大好きで、しょっちゅう手のひらに水ぶくれを作っていましたが、水ぶくれができると、皮を剥いてしまうので、ある程度治るまでは痛くで鉄棒ができませんでした。
いかに水ぶくれを作らないようにするかを考えながら鉄棒遊びをしていた記憶があります。
ところが、大人になってから、水ぶくれは消毒した針で穴をあけて中の水を出し、古い皮を剥かずになるべくくっつけて、新しい皮が固くなってくるのを待つと痛くなく早く水ぶくれが治ると聞いていました。
確かにその方法が一番いいと思っていたのですが、皮膚科に息子の素振りの水ぶくれを相談したところ、私がこれまでしていた方法は「古い!」と笑われてしまいました。
今の水ぶくれの治療は、水を抜かないのが正解だというのです。
野球 素振りの水ぶくれを早く治すには?
素振りの水ぶくれを早く治すには、水ぶくれの水分をなるべく傷口につけたままにしておくのがいいそうです。
理由はこの水ぶくれの中の体液(滲出液)に傷を治す力があるからです。
水ぶくれができた状態のまま、中の体液(滲出液)を出さないように(なるべく触らずに)過ごすと早く水ぶくれが治るのです。
でも、野球をしていると、水ぶくれを触らずにすごすことは難しいですよね。
そんな時はどうしたらいいのかも皮膚科で聞いてきましたよ。
野球 素振りの水ぶくれができた時はテーピングで保護
野球の練習がない時は、なるべく水ぶくれを触らないようにして、練習の前に消毒した針で穴をあけ、中の体液(滲出液)を出し絆創膏を貼り、その上からテーピングで保護するのがいいそうです。
ポイントは、できるだけ長い間、水ぶくれの中の体液(滲出液)をとどめておくことです。
だから、練習の直前までなるべく水ぶくれを触らないようにしておきます。
野球の際に水ぶくれのままテーピングをすると、皮がべろっと剥けてしまって、痛いし治りが遅くなるので、中の体液(滲出液)を抜いてから、絆創膏+テーピングで保護するのです。
皮膚科の先生は、「水ぶくれができた時は、素振りを休むのが一番だよ!」というのですが、そういうわけにはいかないですよね。
野球を休まずに水ぶくれを治すための苦肉の策だそうです。
まとめ
素振りの際にバッティング手袋をすると、少しは手のひらに水ぶくれができにくいのですが、監督の方針として、素振りの際にはバッティング手袋をしないように指導しているチームが多いようです。
息子の硬式野球の監督もそうでした。
おそらく、バッティング手袋をしない方が、バッティングの感覚を感じやすいとかあるんでしょうね。
後は、早い段階で水ぶくれをたくさん作って、マメになって手のひらが丈夫になれば、そのうち水ぶくれができなくなるというのもあるみたいです。
息子も昨年は手のひらがボロボロ過ぎてかわいそうでしたが、今はもう手のひらに水ぶくれはほとんどできなくなりました。
その代わり、固いマメがたくさんできていて、ゴツゴツのたくましい手のひらです。
手のひらに水ぶくれができて痛々しい状態は、野球を上達する上で誰もが通る道なのかもしれません。
今、息子さんの手のひらが水ぶくれだらけで、心配なお母さんも多いと思いますが、じきに手のひらが丈夫になって、水ぶくれはできなくなりますよ。と伝えたいです。
母親は息子の頑張っている姿を応援することしかできませんが、水ぶくれやマメができたら、家では優しい言葉をかけて、「頑張ってるね!」とねぎらってあげて欲しいです。
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